2017.12.6 第19回 文科省採択事業 内部障害研修
日暮里サテライト 理学療法士柗丸智也です。
第19回目になります今回は、「在宅で活動するために」という題目の研修会となりました。
・H30年、医療・介護保険同時改定における概要
・同時改定以降の在宅ケアで重要になってくる疾患
①慢性呼吸器疾患
②肺炎(NHCAP)
③重症障害児
④末期癌、非癌の終末期
⑤在宅呼吸療法との関わり(難病)
この①~⑤の在宅ケアにおける各論、事例紹介などのお話をして下さいました。
H30年の医療・介護保険同時改定の概要を聞き、現在療養病院などで生活をしている12万人(多くて30万人)
「すまい」に帰していく方向で厚労省は考えているということでした。
上記の「すまい」とは有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅、認知症グループホーム他、なども「すまい」に含まれており、今後は上記の施設への関わりが在宅ケアでは重要になるということでした。
また、今後の在宅ケアでは、当社の利用者様層でも一番多い、「地域生活期」レベルの方はさることながら、「終末期」レベルの方と関わることが非常に多くなるとのことでした。
その為、24時間対応している看護師への加算が充実してくる改定があり、24時間対応をしていくことの重要性、看護師の在宅ケアにおける重要性が認められてくることが印象的でした。
その一方で、セラピストへの診療報酬上での追い風は、今回の話の中ではなかったかと思います。セラピストの重要性の認識は国単位では弱いのかという印象も同時に持ちました。
セラピスト業界も自らの職域を守っていく努力がもっと必要になってくるのだろうと思いました。私にできることとして、終末期の方へ関わる為の準備を整えていけたらと思います。