お世話になっております。教育研修部です。
7月23日 東京エリアのフォローアップ研修が行われました。
対象は経験5年目未満の若年者からリスクマネジメントの視点が
特に必要とされる管理職や看護師まで幅広いスタッフ総勢45名が参加しました。
講師は後藤部長。
テーマはフィジカルアセスメントです。
神奈川エリアのフォローアップ研修からまだ1ヶ月しか経っていませんが、
この数ヶ月の最新のトピックスなどがさらに盛り込まれ、今回は4回コースとなっています。
本日はその1回目。
2時間という短い時間ですが、以下の内容について実技やディスカッションを交えながら学びました。
・心不全は前方障害と後方障害に分けて考えると整理しやすい
・Nohria-Stevensonの分類
・拡張期血圧:低値と高値の年齢との関係
・拡張期血圧:運動と精神的緊張の違い
・脈圧の考え方
・高血圧緊急症
・運動時の血圧低下と運動後の血圧低下
・ショック指数
・超初期のショックを発見するために
・頻脈はなぜ悪い? Double productと拡張期の短縮
・頻脈と血圧の関係(運動負荷時のリスク管理に活かすには)
・脈拍欠損
・Karvonenの式
・NYHA分類
・ABI
・末梢循環の確認(脈拍・四肢冷感・グリップ時の色調・CRT)
・心尖拍動の確認
・聴診器の使い方
・心音:Ⅰ音とⅡ音の確認
・心音:Ⅰ音の減弱
・心音:Ⅲ音の捉え方
・心音:心雑音の捉え方
・⊿心拍数20ルール
・脳血流の低下症状
フィジカルアセスメントは、検査ではなくて得られた情報をもとにご利用者様を総合的にとらえること。
そのためには日々のスキルアップと知識の補充が欠かせません。
参加者皆さんとても集中して自己研鑽されていたのが印象的でした。
入職して間もないスタッフから
『とても勉強になった。解剖生理学が深い。
学校で習ったことと比べ、臨床ですぐに生かせる実践的内容だった。』
とうれしい感想もありました。
これからもご利用者様に安全で効果的な訪問看護・リハビリテーションが提供できるよう、
日々研鑽していきたいと思います。