こんにちは。いつもお世話になっております。蒲田サテライトのPT小野です。
9月14日に本社研修室にて「パーキンソン病のリハビリテーションとケア(2016年)」の研修が行われました。
在宅の分野で働いているとパーキンソニズムを呈した利用者様にお会いすることが多いと入職してから感じていたため、今回の勉強会の知らせを聞いてから非常に楽しみにしていました。
今回の講義は、
1.パーキンソン病の基本的な病態理解
2.パーキンソン病へのエビデンス
3.パーキンソン病のリハビリテーションの実際
4.レビー小体型認知症について
これらを講義の軸として実施されました。
本日の講義のポイントは、後藤本部長が繰り返し言っていた、「緩徐進行性の疾患においては、経験則だけではなくエビデンスを持ってリハビリテーションをしていくことが重要」という言葉に尽きると思います。
私たち訪問職員は、経験則のみを元にリハビリテーションを実施しがちですが、これは進行性の疾患では病態についての細かな知識が伴わなければ意味を持ちません。最新の研究正しいエビデンスを組み合わせて病態を整理し、根拠を持って今現在実施するリハビリテーションの内容を吟味するのは、当たり前に思えて実際に行うのはなかなか難しいことです。緩徐進行性の疾患ではこの当たり前のことができないと自分の行うリハビリテーションに自信が持てないのだと強く感じました。
今目の前にいる利用者様や今後出会う利用者様のためにも、今回勉強した内容をしっかりと消化し、効果を実感できるリハビリテーションを実施できるようになりたいと思います。