2017.10.11 第9回 文科省採択事業 内部障害1・2
第9回目となる今回は、
東長野病院内科 大平峰子先生による「内部障害1.2」という内容でした。
今回は医師である大平先生のお話を聞ける貴重な回となりました。
慢性呼吸不全の概論から始まり、呼吸器疾患患者の入院と在宅ケアによる医療費用の比較など、
医師ならではの視点からのお話がありました。
現在問題となっている医療・介護保険費用が増加し続けており、
国の財政を圧迫しているということに対して、
入院と在宅でのケアではかかる医療費用が大きく違い、在宅で慢性呼吸不全の方をケアしていく意味合いが大きいことを知りました。
信州呼吸ケア研究会や北信ながいき呼吸体操研究会の活動も紹介されており、
印象的だったのが、フライングディスクなどの活動を積極的に行っており、
仲間作りやモチベーションの向上などQOLに関わる活動を行っているということでした。
運動時の酸素吸入が7Lの方でも、フライングディスクがモチベーションになっており参加していた話しがあり、以前の自分だったら酸素吸入7Lと聞いたら、
そういった活動に参加促すのは難しいかと考えてしまう思いますが、
ご本人が行いたいことを、最大限リスク管理を行い、
どうしたら参加出来る様になるのかを考えていける様な関わりをしたいと思いました。
そして、今回の研修会全体で、色々な講師の先生方が何度も言われている、
チーム医療であり他職種連携の大切さを大平先生もお話をされていました。
在宅生活をされている方の支援をしていく身として、
関わっている皆様と連携をしっかり取っていける様に日頃から意識して取り組んでいきたいと思います。