2017.12.21 第11回 定期研修_小児疾患呼吸理学療法
こんにちは。練馬事業所のPT井上です。
今回の研修会のテーマは「小児呼吸理学療法」です。
講師は、北里大学 医療衛生学部リハビリテーション学科 横山 美佐子 先生です。
横山先生は10月にも「小児の運動発達と理学療法」について講義をして頂いており、今回は二度目の受講となりました。
まず最初に小児の呼吸とは、感覚・運動・言語など身体機能の発達階層モデルのベースになると強調されており、呼吸を整え、運動発達の順序性・方向性を根拠としてアプローチすることの重要性を再認識させられました。
特に呼吸を規定する三角形として、気道・肺実質・ポンプ機能に分類し、肺病変部位の評価を行なうことが重要であり、その上でそれぞれの疾患の原因、選択手技と目的を簡潔かつ明確に説明して頂きました。
後半は、ポジショニングや側臥位・腹臥位の注意点、実技として重症心身障害のある子供の姿勢体験なども行い、慣れているようで見落としがちなポイントを実体験することができました。
小児リハビリと聞くと私も含め、専門性が高く苦手という意識が高くなりがちな人も多いかと思われます。しかし先生の講義は小児・成人などに関係なく臨床に活かせる内容であり、わかりやすく非常に参考になりました。
ベッドを使用して姿勢の体験中です