2017.12.28 第12回 定期研修_在宅に必要な薬物の基礎知識と薬剤師の関わり
こんにちは。小岩サテライトの長沼です。
本日は19:00から2時間、本社研修室にて、ウエルシア薬局株式会社 薬剤師の小原道子先生を講師にお招きし「在宅に必要な薬物の基礎知識と薬剤師との関わり」をテーマに研修が開催されました。
突然ですが皆様は「モバイルファーマシー」という言葉、耳にしたことがありますでしょうか?
平成23年3月11日 東日本大震災で多くの方が被災され、
津波で薬局が流され、被災地に薬が届かないという事態が生じました。
そこで現地にいた多くの医療従事者が感じたこと
「薬局をそのままもってこれたら・・・」
その願いが形になったのがこのキャンピングカーを改造した「モバイルファーマシー」です。
平成28年4月14日、熊本地震が発生しました。
この時、モバイルファーマシーは自家発電機能も駆使し、500種類の薬剤を運び大活躍しました。現在でも過疎地や離島など活躍の範囲を広げ、今後さらに必要とされるものになっていくかと思われます。
私が今回の講義で一番印象に残ったのは、
薬ってその種類によって、大小であったり、形状であったりで、飲みにくかったりすることってよくあると思います。
嚥下する力の弱いご高齢の方がゴミ箱に捨てたく気持ちがよく分かります。
もし現在飲んでいる薬が
「飲みにくくて仕方ない」
そんなお悩みを持たれている方、是非、かかりつけ薬局の薬剤師さんに相談されてみてください。
例えばアルツハイマー病の方に処方される「アリセプト」
実は、
・普通錠
・D錠(口の中で崩れるタイプ)
・ドライシロップ(水に溶かしても飲むタイプ)
・ゼリー剤
とたくさんの剤形があるのを皆様はご存知でしたか?
他にも
「朝飲む薬を飲み忘れたら、次はいつ飲んだらいいの?」
「この古い薬ってまだ飲める?」
「薬って噛んだり、砕いたり、カプセルを外してもいいの?」
など、「薬あるある」が解決しましたし、なかなか薬剤師の方とこうして触れ合うことが極めて少ないので、とても貴重な時間を過ごすことできました。しっかり復習して今後の訪問業務に活かしていきたいと思います。